2023チョコレート特集号 江崎グリコ

ポッキー史上最もビターな「カカオ60%」

 『ポッキー』の広告テーマである「さそおう」のもと、“今”を楽しむ「Share happiness!」を提案。

 9月5日には、カカオ 60%のビターチョコレートを全粒粉入りのココアプレッツェルと組み合わせた『ポッキーカカオ60%』(写真、2袋、OP)を発売。ポッキー史上最もビターなカカオ60%で、甘さ控えめ。華やかな香りのエクアドル産+香りを引き出す“追いマス”製法で、本格的なカカオを楽しめる。国産の全粒粉を使用したプレッツェルと、カカオの味わいに合わせてきび糖を使用したチョコレートを採用し、1袋でポリフェノール403㎎、食物繊維入り。

 パッケージは、ビターな味わいを連想する焦げ茶色と、中央にポッドカカオをイメージしたレイアウトで、大人にもピッタリなおしゃれなデザインを採用している。

 開発担当者によると、同製品はカカオ高含有のチョコレートでも食べやすい味わいを目指すとともに、美味しさと健康を追求。チョコレートだけでなくプレッツェルにも工夫を凝らしており、ビターなチョコレートをプレッツェルの軽い食感や程よい甘みが和らげてくれる。

 「大人同士が休憩時にほっと一息し、人に勧めることができる。ポリフェノールや食物繊維で栄養も摂取できるので、何度でも食べてほしい」と同社。

 発売と同時に、幅広い世代から愛され続けているリカちゃんが、働く女性風の大人びたファッションを身にまとい、同製品のアンバサダーに就任。「ポッキーカカオ60%の感想をリカに教えて♪ 全額お返しキャンペーン」を9月5日から10月23日まで実施している。

 期間中に購入した同製品の写真を撮って、「#おしえてカカオ60」をつけて公式X(旧Twitter)に投稿すると、毎週抽選で合計5000名に同製品1箱分相当(190円)の選べるデジタルギフトをプレゼント。応募を完了すると、リカちゃんの甘くない生活の様子がオートリプライで届き、全10種類のリカちゃんの様子が見られる。

 カカオ豆の慢性的な不足、止まらぬ原油価格の高騰など、チョコレートメーカーにとっても課題は山積だが、同社では「継続したコスト削減の努力に加え、カカオ豆の価値を引き出すために、新たな原料の探索や製造方法の見直しを進めている」という。『ポッキーカカオ60%』の提案も、その一つ。「今後もカカオの新たな可能性と消費者ニーズを探索し、商品開発・提案を継続していく」と同社では話している。