2023チョコレート特集号 森永製菓

『ダース』発売30周年「食感・食べ応え」切り口に訴求

 主力ブランドが持つ価値の強化を図るため、〈食感・食べ応え〉〈メリハリ消費〉〈推し活〉〈ウェルネス〉〈口元ケア〉をキーワードにした製品を展開する。

 発売から30周年を迎える粒チョコレート『ダース』シリーズは、新製品の投入により周年イヤーを盛り上げる。

 初の3層仕立てを提案するのが、9月19日に発売した『白いダース〈香る苺〉』と『同〈香るマスカット〉』(写真上)だ。中央にあるフルーツ層を、クリーミーなホワイトチョコ層でサンドした3層の設計。フレーバーは苺とマスカットの2種類あり、華やかな見た目とフルーツの香りが特徴の“香るダースとして訴求する。

 また昨年に引き続き乃木坂46をアンバサダーに起用した新CMを、9月18日からオンエアしている。

 レギュラー品の『ダース〈ミルク〉』(写真中)は、パッケージを開けるとクラッカーから紙吹雪が飛び出すように見える限定デザインになっている。

 〈食感・食べ応え〉素材をしっかり噛むことにより満足感を得られる『モグモグタイムチョコボール〈いちご〉』と『モグモグタイムダース〈クランベリー〉』を、8月29日に発売(写真下)。

 “噛むコト、いいコト” がコンセプト。大麦シリアル、小麦シリアル、小麦パフ、アーモンドがベースになっており、1粒で約30回噛めるように設計されている。

 また、『ダース』の新シリーズとなる『粒LABOダース〈シャリシャリラムネ〉』は、ラムネ顆粒を含有。シャリシャリとした食感と爽快感が楽しめる。

 「原料高騰の影響もあるが、価格と価値の両者のバランスが重要になる。今こそ、ブランド独自の価値強化を図りたい」と担当者は話す。