アルフォートミニにサブレ新登場
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組織変更でマーケティングを強化する同社の今期は、主軸ブランドの「アルフォート」「ルマンド」に注力するとともに、変化の激しい時代を見据えた楽しい売場づくりを提案する。
社名以上に知名度が高いといわれる「アルフォート」。その同ブランドの「ミニチョコレート」シリーズに『同サブレ』(写真上)が新登場。発売20周年を記念したもので、発酵バターが香るサクッとした食感のサブレは、全粒粉ビスケットとはまた違った味と食感を楽しめる。隠し味にレモンを加えることでバターサブレの重さを軽減し、それにキャラメリックなミルクチョコレートを組み合わせた。
販促については、新たなタレントを起用したTVCMと店頭の連動化を図り、ネーミングのコンセプトに沿った施策を展開する。
具体的には、「アルフォート」ブランドのチョコレートにデザインされている“帆船”がポイントになる。この帆船は、「冒険」「夢」「ロマン」をイメージしたもので、お菓子という大海に漕ぎ出していくという思いが込められている。そのイメージを具現化した大胆な販促物(帆船の模型)を用意し、店頭を華やかに盛り上げる。
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コロナ禍でECの活用機会が増えたとはいえ、商品の認知は7割以上が店頭によるものだという調査結果がある。先述の「アルフォート」ブランドの店頭施策は、そんなコロナ明けの消費者マインドを捉えたものだ。
また、同シリーズは外国人からの人気も高くインバウンド需要も見込めることから、ボール箱にスリーブをかけることでインバウンドパッケージ(写真中)としてまとめ売りを提案する。
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他方、「ルマンド」ブランドからは、『贅沢ルマンド エチオピアモカ』『ルマンド エチオピアモカ』(写真③)を新投入する。いずれも上品で華やかなエチオピアモカの香りを楽しめるアイテムで、後者はここ5年間伸長傾向にあるパウチタイプのパッケージ製品になる。そのベースとなった『ひとくちルマンド』は、チョコレート感をアップし、シリーズ共通のポップなデザインに変更。20~40代女性のトライアル拡大をめざす。