マリー100周年斬新なコラボが続々
1923年、同社は16種類のビスケットを国内向けに初めて発売した。その一つである『マリー』は、今年で100周年を迎える。1961年からお馴染みの赤いパッケージとなり、同社ビスケットの中心的な存在として独自の地位を構築。100周年を機に6月13日から、有名パティシエの安食雄二氏が監修した3品を期間限定で発売している。
『マリー〈アールグレイ〉』(写真右)は、華やかなアールグレイの香りと『マリー』の風味が楽しめるビスケットだ。
『マリーで仕立てたマシュマロケーキプレミアム』(写真左)は、粉末状に砕いた『マリー』を練り込んだビスケットに、マシュマロをサンドしたもの。
『小枝〈フロマージュクリュ〉』は、コクのあるホワイトチョコに『マリー』と2種類のチーズパウダー、レモン果汁パウダーを練り込んだ、リッチな味わいのスティック状のチョコレートだ。
また6月15日から同じく100周年を迎えるタイガー魔法瓶、数研出版、オタフクソース、カモ井加工など、10社の異業種とコラボした「なんでもマリー化計画」プロジェクトを実施している。
真空断熱ボトルをマリー化した「タイガーマリービン」や、クレープの上に『マリー』を無料でトッピングできるなど、ユニークなコラボ企画から生まれた製品やサービスは好評だ。
秋口に向けて、「社会環境が刻々と変わるため、市場の変化に対応できるスピード感も必要だ。お客様の嗜好とトレンドを踏まえながら、各ブランド戦略を考えていきたい」と、同社担当者は話す。