2023原料PR特集 長岡香料

乳化香料を吸着する粉末香料

 「無駄なくおいしく食べて、健康で健全に長生き」が、モノづくりのコンセプトの同社。香料を通じて生活者の食生活をより豊かにするために、日々商品開発を行っている。

 今回開発した粉末香料『CVSパウダー』は、C=COMPACT(小さくて経済的)、V=VARIETY(多品種の開発)、S=SPEEDY(開発期間・納品期間の短縮)の頭文字をとったもの。乳化香料を吸着する、粉末香料だ。

 製造の際、熱風により短時間で乾燥させるスプレードライのような加熱工程が一切ないため、トップノートの香り飛びを防ぐほか、熱による劣化臭もない。また香気成分を乳化しているため、高い保香性をもっている。ミドルノートからラストノートにかけて、香りに持続性があるのが特徴だ。水に溶かしても油浮きしないため、飲料用としても活用できる。

 製造工程も簡便なことから、「VARIETY」「SPEEDY」の文字通り、消費者の嗜好にあわせ、多彩なフレーバー展開を短期間で開発し、納品することが可能だ。5kgという小ロットから対応できるため、無駄なく使い切ることができる。不良在庫の削減やSDGsにも貢献できる香料とも言える。

 「スプレードライとオイル性吸着香料の弱点を補うことができ、生活者のニーズに応えることができる香料として提案したい」と同社。