2023原料PR特集 ミヨシ油脂

卵代替で『ケークトロン』『パールインプラス』訴求

 昨今、ニワトリの飼料価格の高騰が続くなか、全国で発生した鳥インフルエンザの影響も加わり、“価格の優等生”である卵は値上げを余儀なくされている。農水省は、卵の生産者に対し、家庭消費者向けへの優先供給を要請しており、業務用の卵の供給量が調整されている状況だ(2月末現在)。

 卵は菓子の原料として多く使用されるため、「卵の使用量を減らしたい」「卵を使用しないレシピを組みたい」というユーザーからの要望が同社に多く寄せられているという。卵が持つ起泡性や食感への作用は油脂で補うことができるため、同社では卵の代替として油脂の利用を提案している。

 卵代替の製品として、生地の起泡性の点では乳化油脂『ケークトロン』(写真上)、生地の食感をソフトにする点では乳化剤と酵素を配合した乳化油脂『パールインプラス』(写真下)を同社では訴求している。

 例えばスポンジケーキでは、この2製品を併用することにより、全卵の使用量を大幅に減らすことが可能だ。『ケークトロン』は配合することで気泡が安定し、全卵の使用量を大幅に減らしても、ボリュームのあるスポンジケーキに仕上がる。さらに『パールインプラス』を併用することで、生地の食感をソフトにし、卵を減らすことでパサつきやすい食感をしっとりと維持できる。

 同社が運営する製菓製パン情報やレシピを発信するサイト「ベーキングスタジオ」では、卵不足に対応したレシピを掲載している。