米ぬかの徹底活用と新機軸の追求
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2020年7月から、昭和産業グループの一員となった同社。「RICE spirit」を企業コンセプトに、1947(昭和22)年創業以来、日本人の主食“お米”の恵みである米ぬかから主に食品用途の「油脂」(米油)をはじめ、肥料・飼料用の脱脂米ぬか、お米に由来する脂肪酸や様々な有用成分とその加工品(石鹸・化粧品)など、安全・安心で高品質な製品の提供を通して、顧客の健康で豊かな暮らしをサポートしている。
主力製品は、『米油』(写真上=市販用600g、写真下=業務用16・5㎏缶)。原料は、玄米約1㎏から精米時に発生する米糠を使用して、やっと大さじ1杯(約14g)の米油が出来るという。
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米油は「ビタミンE」をたっぷり含んだ栄養機能食品。そのビタミンEの抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける。そのほか“スーパービタミンE”と呼ばれる「トコトリエノール」、油の酸化を抑える働きの「γ‐オリザノール」、コレステロールの吸収を抑える働きが知られている「植物ステロール」などの成分を含む。さらに、揚げ物の美味しさを長時間保ち、油酔い物質の発生も少なく、調理器具を汚しにくく、熱にも強いのでどんな調理でも利用できるのが特長で、揚げ菓子の揚げ油として利用されている。同時に癖がなく素材を活かすことから、製菓・製パン分野での利用も広がっている。