全国流通菓子卸協同組合が記念祝賀会を開催

おかげさまで創立30周年!

 全国流通菓子卸協同組合(都内港区、木村光男理事長=㈱木村、以下「全流協」)は3月22日、「創立30周年記念祝賀会」を帝国ホテル(都内千代田区)本館3階「富士の間」で開催した。組合員やメーカー関係者など220名が出席。事務局・木南勝幸氏の司会で進行した。※記事中の肩書はすべて当時のもの。

 

 開会の辞では、佐用憲一副理事長(=㈱播磨物産)が「本日は30周年を振り返り、当組合一丸となって気持ちを一新し、邁進していきます。また、メーカーの皆様からの更なるご愛顧をお願いしたく存じます」と述べた。

 代表挨拶では木村理事長(写真右)が登壇し次のように述べた。

 「本日はご多用の中、組合創立30周年記念祝賀会にご臨席いただきありがとうございます。30周年を迎えることができましたことは、組合員企業をはじめ歴代の理事長及び役員の協力はもとより、お取引いただきましたメーカー様ならびに関係者各位のお力添えのお蔭と深く感謝するとともに、30年の歴史を守り未来を描く理事長の重責を深く実感致しております」。

 「私たちは、初代・名塩良一郎理事長(=㈱ナシオ)、2代目・関口快流理事長(=㈱関口)の功績に傷をつけぬよう努力してまいりました。これからも、組合員企業13社が同じ目的に向かって共に心と力を合わせ、より質の高い組合を目指してまいります」。

 「さて、当組合は1980(昭和55)年に地域菓子卸売業者が抱える諸問題に対応する為、任意団体『全国流通菓子研究会』として発足、更なる事業活動の活性化を図るべく1994(平成6)年に事業協同組合として改組し、共同仕入をはじめ商品開発や情報交流事業等を実施してまいりました」。

 「企業経営は、放っておけば競争に負けてしまいます。守る伝統、変化への対応力、次への挑戦エネルギー。私たち組合員は共に歩み続け、組織的に推進し対外的な信頼度の向上を目指して、生販三層に亘る菓子流通全体に寄与したいと考えております」。

 来賓挨拶では、江崎グリコ㈱の江崎勝久会長が登壇し、組合創立30周年を祝福した。

 組合員紹介では、㈱ナシオ・平元彦社長(オーナー)と㈱関口・関口快太郎社長(副理事長)、国分首都圏㈱・南博貴社長(オーナー)、㈱アイネット・小黒敏行社長(理事)、フタバ商事㈱・八田正道社長(オーナー)、㈱前田・前田悦男社長(理事)、㈱カワムラ・飯塚信之社長(理事)、㈱相互・藤原弘社長(幹事)、㈱誠商会・藤木雅弘CEO(幹事)、㈱吉寿屋・神吉一寿社長(オーナー)、播磨物産㈱・佐用憲一会長(副理事長)、カトー菓子㈱・西田英治社長、そして㈱木村・木村光男会長(理事長)ら全国13社の代表が登壇した。

 鏡開きでは、㈱ロッテ・牛膓栄一社長と㈱ブルボン・吉田康社長、UHA味覚糖・山田泰正社長、亀田製菓㈱・高木政紀社長、岩塚製菓㈱・槇春夫社長、春日井製菓販売㈱・春日井大介社長、カンロ㈱・村田哲也社長、丸京製菓㈱・鷲見浩生社長(代理・紙徳秋子常務)、井村屋グループ㈱・浅田剛夫会長、㈱おやつカンパニー・手島文雄社長、越後製菓㈱・吉原忠彦社長、㈱ASフーズ・小田切一哉社長、有楽製菓㈱・河合辰信社長、そして木村理事長らが登壇。「よいしょ」のかけ声と共に鏡割りを行った。㈱ロッテ・牛膓社長の乾杯リードで開宴。

 カルビー㈱・伊藤秀二社長による中締めの後、関口副理事長が登壇し、「国内人口推移を見ると、今後、私たちにとって大変な時代が来ることが予想されます。この先も生き残るには、当組合の加盟企業が2023 WORLD BASEBALL CLASSICを制した日本代表のように一丸となって、メーカー様と一緒に新しい未来を作っていきたく存じますので、是非ともご協力のほどよろしくお願い申し上げます。最後にご臨席いただいた皆様のご健勝を祈念申し上げ御礼のご挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました」と謝辞を述べた。