マイセンファインフード 大豆ミート食品工場が竣工

 亀田製菓のグループ会社で、大豆ミート事業を展開するマイセンファインフード(福井県鯖江市、村井龍昭社長)は、福井県鯖江市に大豆ミート食品工場を竣工した。

 

 創業以来、すべての人々の健康と豊かさを追求してきた同社が、世界的な課題である「畜産肉の価格高騰」や「食のSDGs」に対する解決策として、世界規模で爆発的に進む大豆ミートの需要に応えるため新工場を建設、3月13日に竣工式を行った。

 新工場では、従来の大豆ミートから食感・風味をより本物の畜産肉に近づけた新商品の製造ラインを設置。高度な衛生管理基準を実現し、国際認証FSSC22000の取得を進める。大豆ミートの生産キャパシティの拡大を図るとともに、よりバリエーション豊かな植物性食品の開発と製造を実現し、国内販売チャネルに展開するとともに、欧米や東南アジア等の巨大な海外市場を獲得していく。また、資源豊かな福井県から地方産業活性化、地域雇用の創出に貢献していく。

 竣工式には村井社長、亀田製菓の田中通泰取締役シニアチェアマン、佐々木勝久鯖江市市長をはじめとした約40名が出席。テープカットの後、工場見学が行われた。

 今春から夏にかけて新工場における品質および量産テストを継続し、今秋の本格稼働を予定。工場の概要は次のとおり。

 ▽建設地=福井県鯖江市上野田12-7-1▽総工事費=約10億円▽建築概要=敷地面積4360.91㎡、延べ床面積939.50㎡▽生産品目=植物性代替食品。

 同社では今後、大豆ミートを主力とする植物性由来食品の事業を拡大し、2025年度には亀田製菓グループ全体で植物性由来食品の売上高を10億円、2027年度には輸出売上高1億円を目指す。