栗山米菓、食感にこだわる脱和風米菓

 先ごろ玄米100%使用の『まるっと玄米柿の種』の発売で話題となった同社が、若年層にアプローチする、和風から脱却した米菓『さくほろ』シリーズ2品を3月13日から発売した。

 同品は、従来のせんべいと一線を画す「さくさく、ほろほろ」食感の実現にこだわり、生地を独自配合。3度付け製法で仕上げた濃厚な味わいが特徴だ。

 『同はちみつ仕立てバター味』は、はちみつの甘さとバターのコクによる甘じょっぱい味わい。『同6種のチーズ味』は、カマンベール・モッツアレラ・ゴーダ・チェダー・クリームチーズ・ゴルゴンゾーラを惜しみなく使用し、濃厚な味わいに仕上げた。

 またパッケージは脱プラの一環として包材使用量を抑えた「チャック付き形態」を採用する。いずれも80g、参考価格250円前後・税抜。

 米菓の主要購買層は50代以上と、若年層の需要開拓が課題となっている。加えてコロナ禍を経て制限のある生活の中に楽しみを見出す「こだわり志向」へと生活者の意識が変化している。

同品はその層に向けて開発。具体的にはトレンドに敏感で、スナック菓子や洋菓子を好んで食べる層がターゲットになる。今後、米菓市場は次世代を見据えた取り組みが活発化してくると、同社は考えている。

 このほか、『シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース』と『ばかうけ』がコラボした『S.J.H.U.シンばかうけ青のりしょうゆ味』を期間限定で3月27日から発売する。28g、NPP。