3月20日「サブレの日」に向けて盛り上げ
『ココナッツサブレ』は、昨年9月から内容量を20枚から16枚に変更した。「社内で何度も何度も議論を重ね、ココナッツサブレの重要な価値の一つである“お買い求めやすさ”を維持して、内容量を減らすという選択に至った」(同社)と苦渋の決断ではあったが、「価格をキープしたことで均一企画等へのエントリーを継続することができ、前年超えで着地する見込み」と好調だ。
期間限定品では、2021年から取り組んでいる「ニューレトロ」シリーズが好調で、『まろやかコーヒー牛乳味』『あんバター』は好評につき再販。2022年は、「ニューレトロ」の発展形として海外のレトロカルチャーを意味する“輸入レトロ”をモチーフに展開。内容量変更による買控えを防ぐため、ブランドの鮮度維持並びに話題作りに注力してきた。2月6日からは、ベイクドチーズケーキをイメージして作った『ベイクドチーズ』(写真上)を発売した。
今後は、3月20日「サブレの日」に向けて、販促ボードのほか、『ココナッツサブレ』の公式キャラクター「ササくん」「ブブくん」「レレちゃん」のぬいぐるみを活用し、今年も店頭を盛り上げる(写真下は2022年のサブレの日の売り場)。一部店舗では買い上げ点数に応じてオリジナルのエコバッグをノベルティとして配布し、日頃の感謝を伝える企画を実施。
3月下旬からは、パッケージとWebで連動した食べ方提案プロモーションを予定。
2023年度の『ココナッツサブレ』は、レギュラーシリーズでは既存ユーザーを中心に商品展開・プロモーションを行いながら、CVS向けなど新しい切り口の製品を発売することで、若い世代を中心とした新規ユーザーとの接点をつくり、ビスケット市場の活性化に取り組んでいく。