群馬製粉、麺食べて腸内環境アップ

 1947年の創業以来、米を微粒にする粉砕技術に磨きをかけ、米粉の新境地を開拓してきた同社。取り扱うお米の種類は、全国の産地・生産者・仕入れ業者とのつながりにより、国産米をはじめ外国米や玄米など多岐にわたる。

そうした技術や仕入れ網を活かした新製品『米粉めん』『星型玄米マカロニ』2品を、1月より発売した。

国産米100%使用でグルテンフリーの2品の最大の特徴は、いずれも秋田大学のベンチャー企業「スターチテック」が開発した、ジャポニカ米由来の高RS米「まんぷくすらり」の米粉(前者)と玄米(後者)を使用している点にある。

スターチテックは、イネの澱粉生合成研究の成果をもとに、イネの新品種を提供しており、高RS米「まんぷくすらり」はそのひとつ。RSとは「Resistant Starch(レジスタントスターチ)」の略で、難消化性澱粉のこと。小腸で吸収されにくいため、血糖値の上昇を抑えられる効果があるほか、腸内細菌によって短鎖脂肪酸が増え、大腸環境を改善する効果が期待できるという。

 「より健康で、より上質な食生活を」をコンセプトにした『米粉めん』は、米粉100%でつくった米粉の乾麺。冷/温問わず、うどん、パスタ風、ラーメン風、焼きそば風など、さまざまな料理のジャンルに使える。230g、参考小売価格600円・税込(以下同)。

 『星型玄米マカロニ』は、もちもちの食感と、見た目に愛らしい星の形をしていることもあり、グルテンアレルギーの子供にも喜ばれそうなアイテム。マカロニサラダをはじめ、パスタやスープ、サラダのトッピングなど、こちらもさまざまな料理に合う仕様だ。100g、432円。

 「これまで『まんぷくすらり』を使用した製品はおもに秋田県内で販売されていました。そこで菓子をはじめとする食品関連業とつながりのある弊社が取り扱うことで、その認知を広げたいという思いがあります」と群馬製粉営業部長の原智徳氏は語る。今後は違うカテゴリーの製品展開も予定しているという。

 同社オンラインショップ「グルフリぐんま」をはじめ、楽天やアマゾンで販売中だ。