恒例! 金吾堂の歳末大感謝セール!!

これこれ、これが好きなの

 金吾堂製菓が夏と歳末におこなう感謝セール。年末は12月21日(水)から24日(土)の4日間、感謝を込めて実施された。

 同社があるのは東京都中野区の閑静な住宅街。本社直売所の「如庵」と駐車場を会場に、長年親しまれてきたセールだが、この間のコロナ感染症の広がりから、駐車場を買い物客の待機所とし、売り場の如庵への入場人数を適正に保ちながら、適宜、案内する形式に変更している。

 セール初日の午前10時半過ぎ、薄日の射すなか、会場には30~40人ほどのファンが駆けつけていた。米菓ファンには高齢者が多いといわれるが、取材当日のファンには、高齢女性が多く見受けられたものの、若いカップルや、若い主婦も目についた。多くは自転車や徒歩でやってきた近隣の住人だが、入場を待つ女性の一人は、娘さんの運転する車で、ご主人の好きな米菓を買いに来たという。「ここのおせんべいが好きで、何年も前から買いに来ています」と、いう遠来のファンも多い。

 会場整理と案内を担当する営業部の田島圭吾さんは「コロナでこうした入場制限をするようになりましたが、2年前の時は、いつものパターンでおいでになったお客さんが、長い行列を作ってご迷惑をおかけした。昨年今年は、時間をずらすなどしておいでになるので、助かっています」

 以前は、住宅街の細い路地に車で乗り付け、駐車が問題になったり、多勢のファンの熱気が、クレームにもなったこともあるほどの人気セール。

 売り場の如庵店内には、堅焼の看板『厚焼』や『おこげせん』『黒こしょう煎餅』、ソフト系の『ほろほろ焼』や、味付けの新しさで若年層ファンの支持を集める『パリッとタイム』シリーズが、感謝価格で2袋500円、よりどり3袋500円など、魅力的な価格で並ぶ。箱買いする人。さまざまな種類を大量に購入して、段ボール箱に入れて帰る人。地方の知人に宅配便で送る人…その活気はいつもながら。

 今回の目玉として、セール限定『至福四煎』(厚焼、おこげ、梅ざらめ4種26枚入り)のセットや、大袋の久助、手ちがいの段ボール箱売り。シークレットの『福袋』に「本日のお買い得」などは、この時ここでしか買えない魅力商品である。また、東京カリントの「かりんとう」2種と「牛乳ドーナツ」の大袋なども、米菓の中で良いアクセントとなり売れていた。