菓子卸MD特集 国分グループ本社

おつまみと和菓子に特化

 市場環境の変化が読みづらい状況にあるが、お酒や食品といった幅広いルートを持つ同社の強みは、その情報網。健康志向の高まりやインバウンド需要、サステナブル、値上げの動向など「あらゆる変化を見極めながら、対応していく」という。

 昨年の同社のお菓子の売上は440億円強。2025年には600億円を目指す。当面の方針としては、独自性のある商品で、どこにも負けない強化カテゴリーを作っていく。特におつまみと和菓子は、ワーキンググループを立ち上げ、徹底的に強化する。

 おつまみは、日本橋菓房の『老舗酒問屋が目利きした旨いつまみ』シリーズ(写真上)、『Nihonbashi Bar』シリーズを特化。和菓子は、「売場確立のために動き始めており、1〜2年で結果が出せると思う。和菓子は国分に任せようと思われる存在になりたい」と同社。

 社員のおつまみのスキルを上げるためのおつまみ大学”は、これまでに300名が卒業。今後、ブラッシュアップして第二期をスタートさせる予定だ。「商品開発や売場提案、販促提案、イベント開催ができる人材を育成するのが目的。いずれは和菓子でも開講したい」という。

 

 新規ルート開拓にも余念がない。同社は外食産業、給食、介護施設、アミューズメント施設など多様なルートを持つ。最近ではキャンプ食の商品にも注力し、アウトドア分野のルート開拓を進めている。こうした多彩なルートを「大いに活用してもらうことで、お菓子業界でなくてはならない存在になる」のが目標だ。

 日本初の正規代理店としてオランダの『Tony's Chocolonely』の販売を始めたのが2020年11月。原材料は主にフェアトレード認証を受けたものを使用しており、同社が注力するサステナブル商品の一つだ。今期の新商品として『ダークミルクチョコレートプレッツェルタフィー』(写真下)がある。