菓子卸MD特集 日本アクセス

健康、宅飲み需要の定着に対応

 同社は、社会の変化やニーズに応え続ける企業であるため、マーチャンダイジング、ロジスティクス、マーケティングの3つのソリューションで「ACCESS VALUE」を実現し、「卸売」の枠を超えた「卸」企業を目指している。2022年度は、「構造改革2024」をテーマとした第8次中期経営計画をスタート。「変革を具現化する3カ年」として、企業価値の向上(経営基盤改革)に取り組んでいる。

 コロナ禍3年目の商況は、健康志向の定着、価格の値ごろ感、宅飲み需要の定着、地域商品の伸長の4点が挙げられる。

 健康面では伸長著しいオートミール市場に挑戦。健康食品メーカーと取り組むことで、ダイエットや健康を打ち出した商品開発ができるのが強み。9月30日発売の『ISDGオートミール クイックオーツ』(500g、498円・税別、写真上)は、フルーツや甘味料を加えたり、パンやお菓子の材料に加えるなど、アレンジ性に優れている。

 

 漁獲量の激減により水産珍味の市場規模減少に代わり、畜肉珍味の販売金額はここ数年増加しており、購入点数の増加と低価格化の傾向にある。その宅飲み需要のお供になる珍味として、9月26日発売のマサキ 贅シリーズ『炙り厚切り豚バラジャーキー/厚切りサラミ(写真中)/ビーフジャーキー』(各350円・同)を展開。

 

 

 さらに、東京スポーツと山芳製菓の異色のコラボ『ポテトチップス 焼き鳥味』(11月28日発売予定、100g、258円・同、写真下)は注目品だ。

 また、11月から12月にかけては、年末年始に向けた豆菓子売場へ『ミックスナッツ』の販促をかけていく。