隙間を埋める地域に特化した製品を強化
同社は、全国有力菓子卸のメンバー7社(関口、ハセガワ、種清、MDホールディングス、旭食品、中陽、セイカ食品)が共同出資し、お菓子の共同開発・共同仕入れを目的とした企画会社で、メンバー社や取引先とともに、健康経営企業としての取り組み強化を目指す。
原材料費の高騰や物流費の上昇などすべての面でコスト増の現在、今まで高価格帯で流通菓子として出回っていなかった美味しい製品を発掘し、初動段階で消費者が手に取りやすいデザインや訴求力のあるコピーを記載し、リピートにつながる製品を開発。さらに、あらゆるカテゴリーで大手小売PBが増える中、隙間を埋める製品や地域に特化した製品の開発を強化する。
同社上半期の商品流通開発部の売上高は、目標には届かなかったものの、前年比102.2%で推移。広域量販営業部も同102.2%の実績。下半期は10月に入って、新ブランドの立ち上げもあり、同110%で推移した。それを牽引したのが、「With Wine(ウィズワイン)」シリーズ。ボジョレーヌーヴォが入荷するタイミングで、ローストアーモンドをマスカルポーネチョコで包んだ『ティラミスチョコ』(52g、参考価格350円=写真上)、カカオ56%のバリーカレボー製『クーベルチュールダークチョコ』(90g、同350円)、北海道産のホタテや函館市で加工し燻製いかをそれぞれ芳醇なチーズと組み合わせた『燻製いかチーズ』『やわらかチーズ帆立』(各7個、同400円)、3種の大豆やドライフルーツ&かぼちゃの種をそれぞれフリーズドライチーズと組み合わせた『3種の大豆とチーズ』(40g)と『果実とパンプキン&チーズ』(8個)は各同350円。
また、来年1月発売予定の香ばしいアジを一口サイズにした『焼こあじ』(28枚、同600円=写真下)は、おやつやおつまみに最適だ。