多彩なイベントが充実
日本製パン製菓機械工業会は11月９日、ビジョンセンター東京駅前（都内中央区）で第28回「2023モバックショウ」開催の記者会見を実施した。「考えよう！地球の未来と食の未来！」をテーマに、来年2月28日から3月3日の4日間、幕張メッセ・国際展示場において万全の新型コロナウイルス感染症対策を行った上で開催する。
記者会見は、牛窪洋光渉外委員長の司会で進行。代表挨拶では、増田文治理事長（写真）が、「この3年間、新型コロナ感染症のパンデミックにより、社会経済活動が制限され様々な影響が続いたが、ワクチンの普及や治療薬の開発で正常化の兆しが見えはじめた。政府による、観光支援策や海外旅行客の受け入れなどで今後、国内消費の活発化が予想される。
モバックショウでは、製パン製菓のための専門性の高さ、マシーン・マテリアル・マーケティングの３つのＭ、これをキーワードとする方針は堅持し、出品各社の実演と多彩なイベント行事をさらに充実させ、見て、聴いて、触れて、嗅いで、味わう五感で感じるリアルな体験ができるよう盛り上げていく。ユーザーにとってより有益に、景気回復の一助となるよう、精一杯取り組んでいく」と力強く述べた。
若林尚人実行委員長が概要と準備状況を説明。
会期：2023年2月28日から3月3日、幕張メッセ・国際展示場、4ホールから8ホール。①新規出品者36社を加えた239社1494小間で開催②「考えよう！地球の未来と食の未来！」のテーマのもと、モバックショウに出品する機械設備・原材料をはじめとする関連メーカーとユーザー業界がともに、地球環境にやさしく持続可能な食の未来へ取り組んでいける、より魅力的な商品づくりにつながるきっかけとなる展示会を目指す③出品製品は、製パン・製菓機械が全体の39％、原材料・副資材が17％、食品加工機械と食品包装機械で16％、その他が28％となり、バラエティ豊かな展示④モバックショウの特長である「ユーザー参加型」の充実したイベントについても、有意義な企画を多数用意⑤出品者の創意工夫に満ちた出品により、従来にも増して充実した内容。主催：日本製パン製菓機械工業会、後援：経済産業省、東京都、千葉県、千葉市、日本貿易振興機構（JETRO）他。
宮川恵之広報委員長より今後の広報計画を説明。
①開催告知広告の実施＝製菓・製パン業界紙、食品・外食関連紙、関連業界紙、専門紙等への開催告知広告を実施予定②モバックショウ公式サイトならびに各種ＳＮＳによる情報発信＝モバックショウ公式ホームページの他、メールマガジンの配信、Facebook、Twitter、Instagram、LINE等のＳＮＳから出品製品情報や最新のイベント情報を積極的に発信していく③来場案内の配布＝出品者のお客様や取引先に来場案内を配布する（35万枚）④併催行事の実施＝ユーザー団体の協力を得たイベント行事ならびにセミナー＆トークショーを企画し、これを大体的にＰＲする⑤ユーザー業界への周知＝後援・協賛団体、全国ユーザー団体、主要ディーラー、食品関連企業にモバックショウのＰＲと来場要請をおこなう。今回、海外向けに３カ国版のパンフレットを作成、海外来場者の誘致を積極的に行っていく予定。
アフターコロナへ向けた取り組みについて、原材料の搬送から加工、包装にいたるまでの一連のシステム、安全・衛生面に配慮した機器、生産現場の生産性を高め省力化につながる機器、時代の嗜好に合った付加価値が高く、美味しいパンや菓子づくりに役立つ原材料・副資材など、ユーザー業界の課題解決につながる出品製品を会場一杯に展示。
「見て、聴いて、触れて、嗅いで、味わう」五感で感じる実演ステージの実現。
出品者、来場者ならびに展示会参加者の安心・安全を最優先した展示会の運営。
イベントでは、
１.実演コーナー企画
①【ベスト・オブ・モンディアル】モンディアル・デュ・パン本選（フランス）の上位チームによる世界大会をモバックショウ会場において初開催②【第５回ベーカリー・ジャパンカップ】日本パン職人の技術による「日本のパンの一番」を決める唯一のベーカリーコンテスト開催③【クープ・デュ・モンド（ベーカリー・ワールドカップ）国内代表選考会】２０２４年同大会本選へ向けた日本代表選手の最終選考会を開催④【洋菓子イベントコーナー】２月28日・３月１日＝クラブ・デュ・ラ・ガレット・デ・ロワによるデモンストレーション ２日＝セルクル・デ・シェフによるデモンストレーション ３日＝キュルノンスキー・ジャポンによるコンクール⑤【和菓子イベントコーナー】全日本和菓子品評会と和菓子技術講習会を開催。
２.スクールコーナー
首都圏の製菓製パン専門学校４校参加予定。
３.モバックセミナー
出品者セミナーに加え、主催者セミナーを企画する予定。