有楽製菓 『ブラックサンダー』シリーズさらなる高みを目指す

 

 「夢のある安くておいしいお菓子を創造する企業を目指す」同社の看板商品は、チョコレート菓子『ブラックサンダー』(写真上、1本、32円・税込)である。

 

 

 そのプレミアムシリーズ『ブラックサンダー至福のバター』(写真中、1本、54円・税込)の定番化に一昨年から取り組んでおり、着実に成果を挙げている。

 

 

 『ブラックサンダー』の更なる飛躍のため、ミニバーシリーズでは9月1日に既存3品をリニューアル。9月19日に『いちごのサンダーミニバー』『ブラックサンダーミニバー ガトーショコラ』の2品を新たに投入(写真下)。そして、9月27日に『ブラックサンダー至福のバター』のリニューアル品を発売する。

 最注力する『ブラックサンダー至福のバター』は、2020年9月発売から2022年6月までに累計出荷本数2700万本を突破し、『ブラックサンダー』シリーズの出荷金額歴代No.‌1(※)を達成。そのリニューアルポイントは、自社特製バタークッキーの「サクほろ食感」だ。

 フランス発酵バターの配合量を増やし、風味のアップとサクほろ食感を実現。また、チョコレートに焦がしバターを、隠し味としてカシューナッツを加え、よりコク深い味わいに。「天にも昇るおいしさ」というキャッチコピーに同社の自信が窺える。

 『ブラックサンダー至福のバター』のプロモーションには、お笑い芸人ZAZYを起用する。公式サイトやSNSを中心に様々なコラボ企画を用意し、「大人から子どもまで幅広い方を虜とするお菓子にしたい」と同社。

 一方、レギュラー品ではパッケージリニューアルを9月5日から実施した。表面に「圧倒的ザクザク感!」というコピーを追加。『ブラックサンダー至福のバター』の食感との違いを強調する。「チョコレート菓子に関する意識調査でブラックサンダーについて惹かれる要素として“ザクザクした食感”と回答した人が7割超だった。その結果を受け、もうひと頑張りしたい時などにザクザク食感で楽しんでいただけることを目指す」(同社)。

 今秋のラインアップ拡充について、「ブラックサンダー史上最大最強の進化!」と同社は意気込んでいる。

 ※発売より半年間の出荷データで算出。一般流通品における同包装形態のみ(レギュラー品を除く)。