平塚製菓 東京カカオが第2ステージへ

 創業1901(明治34)年、121年目の老舗である同社。「お菓子幸せなひとときの創造」を経営理念に、OEMの考え方は、同業・流通・小売・異業種に関わらず、品質力・開発力・対応力の3つの力で「お菓子のお役立ち業」としている。

 食品安全マネジメントシステム「ISO22000」認証取得工場で、チョコレートをはじめ、焼き菓子、ウエハースなどのOEM生産、委託加工、商品開発を承る。

 一昨年、本格操業を始めた同社・香取工場生産のチョココーティングウエハースチョコのNB品『ブリリアントタイム ウエハースチョコレート』の2年目は、「チョコレート」(写真上、個包装150g)、「抹茶」(写真中、同140g)、チョコレート・いちご風味・抹茶の3味「アソート」(写真下、同148g)の3タイプ(各NPP=298円前後)となった。さらに、オールシーズンタイプのチョコサンドウエハース『アントワン』(個包装60g・同198円)を加え、同社のNB品は4品体制となった。

 「食べてみたいから、育てた。」というシンプルなコンセプトから始まった「東京カカオプロジェクト」。東京・小笠原で10年以上の歳月をかけて誕生した国産カカオのチョコレート(Soil to bar chocolate)は今年11月1日、4年ぶりのリニューアルを実施する。2品体制となって、東京カカオが第2ステージに入る。

 「今年7月の決算は、昨年対比107%で着地した。今期は、コロナ前以上の売上を期待している」(平塚正幸社長)と語った。