ロッテ 『ガーナ』と『ゼロ』の2ブランドに最注力!

 業界リーディングカンパニーである同社は今秋、①ロングセラーブランド強化②トレンドへの効果的提案–のミックスによる効率的・持続的売上の獲得を図る。とりわけ①では『ガーナ』、②では『ゼロ』にそれぞれ最注力していく。

 『ガーナ』では、「板チョコ(ブランド)強化」と「プレミアム継続&強化」がテーマ。「板チョコは、不安定な毎日を解放的な気持ちにしてくれるお菓子として、催事だけでなく日常消費も誘発する戦略にシフトする。また、ヒット製品『プレミアムガーナ』を強化し、ブランドの間口を広げていきたい」と同社。

 9月6日に発売した『プレミアムガーナ ダークミルク』(写真上、70g・OP)は、「板チョコ×プレミアム」の戦略アイテム。同品は、厳選したカカオの芳醇な香りと上品なミルクの味わいをどちらも楽しめるプレミアムな板チョコレートだ。「プレミアムな味わいで、今までと異なるシーンの獲得が狙える」と同社は期待を寄せている。

 『ゼロ』では、長引くコロナ禍により高まる健康ニーズに対応するため、「砂糖ゼロ・糖類ゼロ(食品表示基準に基づく。砂糖は食品表示基準における糖類に該当)なのにおいしい」という価値を伝達し認知向上と新規獲得を図る。また、既存ユーザーの奥行深耕に繋がるラインナップを拡充していく。

 「手が汚れない個包装の大袋がほしい」「買い物に行く機会が減ったので、大袋をストックできると便利」といったユーザーの要望に応え、9月から『ゼロチョコレート大袋』(写真下、84g・OP)の再販売に踏み切る。「ゼロの習慣化を目指したい」と同社。

 その発売に合わせて、人気ファッションモデルを起用したTVCMを投下。また、デジタル施策を展開し、若年層を中心とした認知獲得に繋げる構えだ。