伊藤忠製糖 原料・産地・機能性を重視

 伊藤忠商事100%子会社の同社は、1972(昭和47)年11月2日に創業し、「食文化の一翼を担い、消費者の視点から豊かさと健康を支える企業として貢献する」を経営理念に、今年でちょうど50周年を迎える。

 「〝砂糖だけではない付加価値の提案〟を目標に、①原料をより厳選②産地へのこだわり③一般食品でも使い得る機能性の3点をもとに、顧客のニーズに対応している」(関係者)と話す同社の今回のイチ推しは、もともとBtoCで先行していた製品を一昨年から業務用としても販売している『沖縄・奄美のきびオリゴ』(350g、写真上)。「産地」「味」「健康」の3つにこだわったフラクトオリゴ糖シロップで、沖縄と奄美地方のサトウキビを使用した国産100%の製品。サトウキビのコクが活きた味わいで、精製工程において一番の美味な糖液を使用。成分のフラクトオリゴ糖は、整腸作用に寄与する。

 もう一つのBtoB向けイチ推しは『宮古島ふんわりさとうきび糖』(1㎏=写真下/20㎏)。宮古島のサトウキビのみを使用し、粉糖並みの細かさでダマが出来にくく、和三盆のような優しい甘さが特徴で、ミネラル分を残した風味豊かな砂糖だ。

 また、食品に使える臭わないDHA・EPA(オメガ3系)を含む高度不飽和脂肪酸乳化液『DHA高含有乳化液』も取り扱う。