三井製糖 パラチノースをeスポーツに

 同社では、『パラチノース』(写真)のeスポーツ用途での提案に力を入れている。

 『パラチノース』は、1980年代に同社が世界で初めて商品化に成功して以来、健康や運動・脳機能をテーマに研究・開発を進めている。はちみつにも含まれる自然由来の糖類で、ぶどう糖と果糖が結合した二糖類。一般的な糖類と同様4kcal/gだが、ゆっくりと体内に吸収される性質から、様々な場面に有用な機能性を持つ。

 例えば①血糖値が急激に上がらないことから、糖尿病の医療現場やダイエット用途などに②体にエネルギーを持続的に供給するため、持久系のスポーツのエネルギー補給に③脳にもエネルギーが長持ちし、集中力が持続するため、勉強やeスポーツなどのシーン-での用途が期待されている。

 特にファン数・市場規模が急拡大しているeスポーツは、数年後にはリアルスポーツに追いつくとされている。そこで、同社ではeスポーツシーンにおいて集中力をサポートする素材として『パラチノース』の認知を高め、「パラチノースが入っているからこの商品を買う」と思ってもらえるような認知活動を行っている。

 また、日テレ系列のeスポーツチームAXIZに協賛し、eスポーツファンへのマーケティングを進めているのに加え、eスポーツ選手・タレントを起用したSNS動画広告の配信も予定している。