“待ってました!”の展示会開催‼ 関口

東北5支店が総力を挙げ2年ぶりに

 広域問屋の関口が3月2日、春の大見本市展示会をサンフェスタ仙台(仙台市若林区)で開催した。東北5支店による展示会は40年を超える歴史を持つが、2019年の秋以来、コロナ禍で2年間の空白を余儀なくされてきた。蔓延防止措置期間中での開催だったが、今回のメーカーのブース出展は93社。製品のみの出品を含めると約130社の製品を揃えた。会場への来場者は1社2名の限定で、100社、190余名。何時もとは違う静謐の中で、メーカーとの直接の商談と、情報交換が活発に展開された。

 待望の開催だった。2月23日に本社分を宇都宮市(14日付け本紙既報)で実施し、1週間のインターバルで東北5支店の展示会が開催できた。

 会場は協同組合卸商センターの敷地内にあるサンフェスタ仙台で、新幹線の仙台駅から東に4キロほど。600坪のイベントホールには、50音順に93社のメーカーブースと、27もの提案ブースが、ゆったりとレイアウトされていた。天井高は7メートルを超え通路も広い。各ブースも通常なら3尺ほどだが、今回は倍近いサイズになった。これも“密”を避ける配慮である。

 「仙台市は経済活動に理解があり、2年ぶりの展示会が実現できた」と、関口快太郎社長。長年の取引先である小売業の顧客やメーカーから、展示会実施のリクエストは多々寄せられていたものの、苦渋の延期を繰り返してきた。「2年ぶり」の言葉には“やっと”の思いもこもっている。

 開催にあたって、前回の本社の展示会と同様、社員スタッフに抗原検査をおこない“全員陰性”を確認している。また、来場者にも1社2名の制限を設けた。

 「オミクロン株の感染力は強いものの、重症化リスクは低いということもあり、カナカンさん、アクセスさん、スーパーマーケットトレードショーなどの展示会が実施されたことで、自信を深めた。恒例の展示会を楽しみにしておられるお客様の要望と、新規のお客様に弊社に何ができるのかを見て頂きたく、ギリギリまで状況を見極めながら決行を決断した」(関口社長)。

 感染に対する防御策は万全を期した。そのため、顧客への飲食の提供を見送った。関口伝統の手厚い“おもてなし”は、展示会の大切な要素だったが、感染に対する温度差が東北では、かなり大きいことから見送らざるを得なかった。

 また、今回は人数制限を設けたため、以前のような団体が醸す熱気はない。その分、落ち着いてやり取りが十分できる、とのメーカーサイドの声が聞かれた。さらには、近年はWeb商談が多くなっているため、同業のライバルやカテゴリーを超えた他社の顔なじみと出会える場がなくなっていたため、“久しぶりに情報交換ができた”との声も多く聞かれた。

 フェイスtoフェイスは、商売の基本ということなのだろう。誰もが笑顔になっていた…

(続きは菓子食品新聞5535号3面へ)

写真左より 関口大二郎専務、関口快太郎社長、清野幹夫顧問(前常務)、大野周男常務 提案コーナーの前で