日本橋菓房、香りを前面に押し出したナッツ

 健康、美味しさといった価値を重視したおつまみ『NihonbashiBar』から、香りを前面に押し出した『香りを愉しむNuts』シリーズ3製品を3月上旬に投入。

 『プロヴァンス風ハーブナッツ』は、プロヴァンス地方で料理によく使われるハーブと、ゲランドの塩で味付け。ワインとのペアリングを考え、アーモンド、カシューナッツ、くるみの3種類を選び、配合も1:1:1とした。中袋でも食べ飽きないよう、塩分を小袋と比較して約36%減らしている。100g・税別500円。

 『ブルーチーズ風味カシューナッツ&チーズクルトン』は、カシューナッツをチーズシーズニングで味付けし、さらにブルーチーズパウダーでまぶしており、チーズとナッツのまろやかな味わいが楽しめる。クルトンにチーズクリームを含浸させたチーズクルトンもミックス。ナッツとチーズクルトンの食感の違いも楽しめる。82g・同500円。

 『燻製屋が燻したスモークナッツ』は、燻製屋「スナハラ」がじっくり燻したスモークナッツ。同社オリジナル配合比でアーモンド47%、カシューナッツ25%、ピーナッツ16%、ジャイアントコーン12%の4種をミックス。それぞれのナッツの種類、気候によって燻製時間を調節している。スモークチップは、桜のチップ(山桜とソメイヨシノのブレンド)を使用。110g・同500円。

 同シリーズはこれまで小袋タイプが中心だったが、今回、中袋のチャック付き平袋で投入。香りに特徴のある3製品で新機軸を打ち出し、高価格帯の高級路線として展開していく。

 さらに、素材に豆を使用した『NihonbashiBar Beans』から、『ハリッサ風ひよこ豆のミックス』を3月上旬に発売。

 チュニジアの辛味調味料「ハリッサ」味に仕上げたひよこ豆と、ピーナッツ・フリーズドライチーズをミックス。ハリッサは、唐辛子をベースにニンニク、クミン、コリアンダーなどのスパイスをブレンドした調味料。ひよこ豆に合わせた時のハリッサの酸味、辛み、またチーズとの食べ合わせも考えた味付けで、炭酸系のお酒と相性が良い。30g・同240円。

 『老舗問屋が目利きした旨いつまみ』シリーズからは、4製品を3月上旬に投入。

 『ピリ辛 鉄板焼きえび』は、丁寧に捌いたエビを調味乾燥させ、鉄板で二度焼きすることで旨みを逃さずに凝縮。噛めば噛むほどエビの旨みが味わえ、尻尾まで食べられる。22g・同400円。

 『山形豚 和風サラミ』は、原料肉に「認定山形豚」を100%使用。低温・長時間乾燥(2025度・約30時間乾燥)で、プリッとジューシーな食感に仕上げた。醤油味の和風サラミを口に入れて噛みしめた後に日本酒を口に含むと、サラミの脂と日本酒の甘味が合わさり、肉の旨みが引き立つ。35g・同300円。

 『ひとくち鳥もつ煮』は、山梨県のご当地グルメ「鳥もつ煮」を再現。ハツ、レバー、砂肝、キンカンの4種を濃厚甘辛たれで仕上げ、深絞りの 個食パウチに詰めている。手を汚さずお皿いらずで、一口で食べられるのも特徴。4種は外見では区別がつきにくいため、個包装にアルファベットを印刷して識別(R=レバー、H=ハツ、S=砂肝、K=キンカン)できるようにした。6個・同420円。

 「ポリポリ大根キムチ」は、ポリポリとした食感と、唐辛子、ニンニク、山椒のパンチのある辛みを味わえる。常温で、いつでもどこでも楽しめる個包装ピロー入り。通常のキムチパウダーに加え、同社オリジナルの麻辣シーズニングを追加配合し、パンチのある味付けに。ただ辛いだけでなく、昆布エキスとかつおエキスで旨みを加えている。42g・同300円。

 同シリーズは、これまでもこれからも「〝居酒屋で呑む感覚・臨場感〟を具現化。お酒を楽しむお客様がワクワクするような、ありそうでなかったメニューで価値を訴求し、他とは差別化を図っていく」(同社)という。