【ロコパラ】 株式会社 北川製菓

もう“ひとつ”のステージ!

ル・ノール・リヴィエール(長野県上伊那郡宮田村)

人気商品を手に看板娘2人。左は販売担当の小木曽さん(キャラメリゼバーム)と、製造の大前さん(幻のクレームブリュレ)

やっと、動き始めた秋のシーズン

 

 お店の名前は北川をフランス語に置き換えた『ル・ノール・リヴィエール』。2010年8月のオープンから、販売製品や運営に今も、洋菓子界の重鎮・指籏誠氏(ウィーン菓子のノイン・シュプラーデンのオーナー・横浜青葉区)がアドバイスをしている。

 オープンから10年が経つが、今も年に一度は来店し、新作制作や技術指導をしている。ヨーロッパ仕込みの技とセンスで生み出されるお菓子と、店舗の洗練も、近在の常連や遠来の観光客を引き付ける魅力だ。

 店の統括者の吉村博店舗WEB事業部部長は「6月6日のドーナツの日や土日は、遠来の常連客の来店も多く、コロナ禍中でも賑わった。観光バスはまだ戻っていないが、かつてはバス11台の観光客が、ウチの店を起点にウォーキングツアーを行ったり…」と、人気ぶりの一端を語った。

 高速道の駒ケ根インターから5、6分。この店はお菓子の観光スポットとしても成長してきた。多くの客を迎えるため、吉村氏はスタッフに「挨拶や接客のマナー」を厳しく指導している。店員の対応次第で、一流のお菓子や瀟洒な店の価値が、台無しになりかねない。

 昨年来の緊急事態宣言が、やっと明けたある日の取材だった。名古屋からの観光バスが一団のお客を運んできた。「これからですよ」と、短い秋の観光シーズンに期待する吉村氏の声は力強かった。

 入口の正面に華やかな洋菓子のショーケース。手前右のアイランドにはギフト商品。左手には北川製菓のNBやお買い得コーナーがあり、その先はイートイン。こじんまりとした庭を見ながら、お菓子とドリンクを楽しみ、リッチなひと時が楽しめる空間だ。

◆ 売れ筋BEST 3◆

 

 

 

 

 

人気№1 キャラメリゼバーム

 

 

 

 

 

2位 幻のクレームブリュレ

 

 

 

 

 

3位 幻のクリームパン

北川製菓の駒ケ岳工場敷地内の『ル・ノール・リヴィエール』の佇まい

◆ル・ノール・リヴィエールの概要 

店舗の広さ=214㎡(65坪)。販売エリア125㎡(38坪)、ケーキ等の製造エリアは89㎡(27坪) 開設=2010年8月20日お店の特徴 ドーナツの北川製菓の代表製品やお手頃価格の久助も購入できるが、ファンのお目当ては一流パティスリー指導による本格ケーキだ