井村屋、創業初の餡ぱん発売、 解凍でいつでも焼きたて

 昨年11月に発売し、約2か月で完売した具なし中華まん『すまん』を7月8日から井村屋ウェブショップ限定で再発売した(他のECサイトでも発売予定)。具が入っておらず、2段発酵製法の生地のみを存分に楽しめる製品だ。

 以前よりあった「中華まんの皮だけが欲しい」という、当社公式Twitterへのツイートを発端に発売された。Twitterで、試作や社長への報告の様子などもツイートし、実況したことも話題となり、多くの反響があった。完売後、多く寄せられた再販希望の声に応え、数量限定で再発売に至った。

 ネーミングは、「素(す)の中華まん」という意味と、「肉まん・あんまんの井村屋がつくるのに具が入ってなくてすまん!」という2つの意味を掛け合わせたとのこと。68g×6個・税込648円。

 「包む」「発酵」「蒸す」「焼く」を融合させた冷凍パンである『ベイクド・デリ』シリーズから、新たに『「井村屋謹製 餡ぱん』 (写真)を7月27日より順次発売。

 冷凍食品市場は利便性や保存性へのニーズを背景に拡大しており、働き方改革やテレワークの推進、コロナ禍でのイエナカ消費の増加で、今後もさらなる伸長が見込まれる。2016年に発売した『ベイクド・デリ』シリーズは、もっちりとした2段発酵生地と「蒸し+焼き」の技術による新食感の冷凍パンとして好評なシリーズだ。
 冷凍パンであるとともに、本製品は「あずきの井村屋」初の餡ぱんでもある。明治29年の創業時から蓄積したあずきの加工技術を活かした、たっぷりの餡を2段発酵のもっちりとした生地で包んでいる。餡には粒が大きく煮崩れしにくい、しっかりとした粒感が特長の北海道産大納言小豆を使用。冷凍商品の特徴を活かし低糖度に炊きあげ、上品ですっきりとした甘さの餡に仕上げている。焼きたてのパンを急速冷凍することで、解凍後もしっとりとやわらかい、出来たての美味しさが、家庭でいつでも味わえる。94g×2個・OP。