外松オリジナルが秋に向け充実!!

 原材料卸と製品の地方移出の外松(長野県飯田市)が、この夏および秋からのマーケットに向け、オリジナル商品群を拡充した。

 半生菓子の主需要者の高齢化にともない、同社では近年、目新しいスタンドパックの採用や、商品企画の面でも、新たなテイストの提供にチャレンジして、若年層の掘り起こしに傾注している。

9月1日発売開始の『ころころ』シリーズに新たに3品を加え5品体制になった。新製品3品のうち2品は、国産果汁を100%使用したフランスの伝統的なゼリー菓子「パート・ド・フリュイ」。1つは巨峰とシャインマスカットの果汁100%使用の2種入り『ぶどうころころ』(83g、参考小売価格200円前後・税別、以下同)で、独特な食感と濃厚な果汁感が身上だ。もう一つが和歌山県産の梅肉ペーストで仕上げた『小梅ころころ』(83g、同200円)で、ほど良い甘さと爽やかな酸味で濃厚な果汁感が楽しめるもの。3品目は『みるくころころ』(71g、同200円)で、生地とあんに牛乳を練りこみ、焼きあげたミルクまんじゅう。品の良い甘みとしっとり感には、半生のイメージを一新する上質感がある。

もう一つは『レトロ&モダン』シリーズ(同250円)の3品。世代をこえて好まれる味わいの『みたらし餅もなか』(155g)、蜜漬けりんごチップ入りの『りんごバターしぐれ』(159g)、ハナマルキ味噌使用の『餅入り味噌もなか』(155g)。和紙風の白い半透明の平袋入りで、千代紙風の別紙に、手書き風ロゴとイラストでほっこり感を演出。この春4月に投入されたシリーズだが、今秋からシリーズ名を『レトロ&モダン』として強化拡売していく。これに併せて、昨年にフルモデルチェンジした『秋の味わいミックス』にも傾注する。

また、今夏の注力品では塩シリーズの『しお大福』と『しお餅最中』を、外装、個装紙ともに、シックなブルーの波模様にし、クジラや魚をあしらった夏バージョンに衣替えして、展開中だ。