三幸製菓、新年明けは抹茶とご当地味で

 三幸製菓では新春1番の新製品を、1月18日と2月1日に各2品、計4品を投入する。販売期間は3月末まで。春だけの味わいだ。

 18日に発売されるのは抹茶味2品。看板製品の『雪の宿 濃い抹茶味』(2枚×10袋、NPP=参考小売価格220円・以下同)と、『雪の宿ミルクかりんとう まろやか抹茶味』(5袋=105g、同220円)である。

近年、抹茶味は1月スタートとなっているようで、イチゴ同様に、季節に先駆けるサイクルが早くなっている。カテゴリーを越えて抹茶味製品が多いなか、この2品の特徴は、抹茶の香りと苦みが非常にリアルで濃厚という点だ。

『雪の宿』では、北海道産生クリームと生地に施した塩味が抹茶感を際立てる。もう一方の『雪の宿かりんとう』では、〝まろやか〟ながら、しっかりとした抹茶味が楽しめる作りになっている。因みに、同社のかりん糖は、ターゲットを若い女性など若年層に向けているため、食感は専業メーカーの製品とはひと味変えて、独特な〝カリカリ食感〟を強調しているところは差別化ポイントといえよう。

2月1日に発売する2品は、いわゆるご当地味シリーズだ。TVやSNSなど媒体を使い分けたCMで、同社製品の特性を強くアピールしている『柿の種』から『三幸の柿の種 牛タン風味(大粒ピーナッツ入り)』(5分包=110g、同220円)と、薄焼のパリパリ感と米のつぶつぶ食感が特徴の『新潟仕込み 明太子味』(2枚×10袋、同220円)である。前者は今や仙台を代表する名物であり、後者は博多のブランド『かねふく』とのコラボ。濃密な旨みが楽しめる作りだ。