栗山米菓、『瀬戸しお』15周年と新アイテム2品

 『ばかうけ』『星たべよ』の同社だが、『ばかうけ』に次ぐ主力ブランドに成長した『瀬戸の汐揚』が、発売15周年を迎えた。

サクサクと軽い食感と口どけ、「瀬戸のほんじお」を使用し、あっさりとした味付けが人気の秘密だ。KSP‐POSのデータをもとにした金額集計では、揚げせんべいの「塩味」カテゴリーのナンバーワンブランド(2012~2017年まで6年連続。※1819年もほぼ第1位と同社)としてTOPを走り続けている。

発売15周年を記念して、6月15日に『瀬戸の汐揚 贅沢2種アソート』(写真、12枚×2味、NPP=参考小売価格300円前後・税別)を発売する。ファンにはたまらない贅沢アイテムで、生地に練りこむエビを増量した『贅沢えび味』と、焼のり、青のり、あおさの3種を生地と味付けに使った『贅沢のりしお味』が、それぞれ12枚ずつ。タップリ贅沢に楽しめるプレミアム製品だ。

また、6月22日から8月末までの期間限定で発売する『濃厚シリーズ』の『マヨネーズせん』(45g、同NPP=150円前後)と『同PIZZAせん』(同、45g、150円前後)は、近年増えているフック対応の少量サイズの製品。一部、CVSで先行発売しているが、好評を受けて、このたび全国展開することになった。

この製品は、若年層のユーザー獲得のコンセプトをもとに、従来の米菓路線とは味付け、パッケージともに一線を引いた製品である。

 国産うるち米メインのブレンド生地は、前者が小判型、後者はピザをイメージした三角形で、ともに食べやすい小ぶりのひと口サイズ。しかも形状だけでなく、『マヨネーズせん』はやや堅め、『PIZZAせん』はソフトと、小サイズの製品ながら生地を変えることで食感を変える手の入れようだ。味付けでもオイル→特製醤油→シーズニングと、3段階の味付け工程で〝濃厚〟さと〝コク〟を付けるなど、手間をかけた作りなのである。また、デザインでもかわいいイラストや、キャッチコピーに親しみや笑いを誘う要素があって、楽しい。