東あられ本鋪、「あられ」になった北斎「冨嶽三十六景」

浮世絵師・葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景」を米菓にプリントした『冨嶽三十六景  北斎一福』(写真)を5月28日に発売。

江戸城のお膝元、本所割下水(現在の都内墨田区亀沢)出身の北斎が、2020年に生誕260周年を迎えることを記念して、同所に本店を構える創業110周年の東あられ本鋪が、地域文化活性の一助になれればと製作した。

製品は、「見て」「開けて」「食べて」楽しむの「3楽」を要素として盛り込んでいる。3つの要素は、冨嶽三十六景からの人気のある絵柄3種をパッケージにした「見る楽しみ」、製品を開封した時にあられにパッケージ絵柄が鮮やかにプリントされているのを見た時の「開けた時の楽しみ」、原料にこだわったバラエティ豊かな7種類の味を楽しめる「食べる楽しみ」。

『冨嶽三十六景  北斎一福』には、1袋に7種類の味わいのあられ・せんべいと絵柄がプリントされたあられが1枚入っている。ラインアップは、『冨嶽三十六景  北斎一福巾着袋 赤富士/両国橋』(6袋入り=赤富士×2袋、浪裏×2袋、両国橋×2袋。税別1150円)、『冨嶽三十六景  北斎一福巾着袋 浪裏/両国橋』(同)、『冨嶽三十六景  北斎一福』(36袋入り=赤富士×12袋、浪裏×12袋、両国橋×12袋。税別4500円)。

東あられ本鋪では、15年前から山形県中山町の契約農家による栽培もち米を使用してきたが、昨今のSDGsや環境保護、農業の発展の推進のためにも、より環境に優しく身体に優しい米菓づくりのために、一昨年から農薬使用回数・化学由来窒素成分量を5割以上減らした、山形県認証特別栽培農産物の認証を得たもち米を使用している。