阿部幸製菓、『柿の種のオイル漬け』第3弾発売へ

 柿の種やおつまみ米菓で知られる阿部幸製菓が、一昨年発売した瓶詰製品『柿の種のオイル漬け』が好評だ。

 第1弾はピリ辛の『にんにくラー油』、昨春の第2弾が『ピーナッツバター』。そして今春、3月2日に第3弾『だし醤油仕立て』(写真、162g、希望小売価格864円・税込)が発売された。

 このシリーズの特徴は、オイル漬けにした柿の種が、オイルの中で湿気ることなく、焼き立ての香ばしさと食感を保っているところ。その特徴を韓流、洋風そして今回は和風と、テイストを変えて製品化してきた。焼きたての柿の種のパリパリとした食感と香ばしさにプラスして、香味オイルやピーナッツバターの味わいが相乗し、既存のイメージを大きく変えるその美味しさに驚かされるのである。最近でも、地元TVやラジオ、新聞で採り上げられて、地元を中心に口コミでファンが増え続けている。

今回の『だし醤油仕立て』は、日本の食卓に合うというコンセプトで開発された。クラッシュした柿の種とピーナッツに、かつお粉末などを加えて作った香味油(植物油脂と醤油)に焼き立ての柿の種が入っている。

見た目は黒々としてインパクトがあるが塩分は控えめ。最近のSNSではないが、その食べて「美味しく、映える」楽しさを感じてもらいたい、と開発スタッフは胸を張る。

また、前2品がおつまみのトッピングなどがメーンだったが、今回は朝食の炊き立てのご飯のお供や、料理のだしと食感のアクセントとして使うなど、食シーンに拡がりがある。販売チャネルは同社の通販と、新潟県内の土産店や物産館など。