業界の女神(アテナ)たち PartⅡ 内山妙子カンロ株式会社執行役員 コーポレートコミュニケーション本部長 ③(全3回)

若い人たちへの浸透が課題

 カンロの受付(都内新宿区。東京オペラシティビル37階)は、明るくて新しさが感じられ、老舗企業とは思えない、逆に新興企業のような印象だ。そういう所でも、若者にアピールできているのではないか。

 「カンロが若い人達に浸透しているかどうかは、課題ですね。例えば、『ピュレグミ』とカンロの紐づけが、ちゃんとされていない。一般的には、カンロ=『カンロ飴』という、古いイメージが強いんです」

 消費者は、お菓子を食べる時にあまりメーカーを気にしていない。

 「特にキャンデーは、いっぱいある中で“楽しんで選びたいという心理が働いているので、消費者にとってメーカーはどこでもいい。商品の面白さや味で買われているので、キャンデーのブランディングは実は凄く難しい」

 内山さんがブランディングを意識しはじめたのは、50周年を迎えた『カンロ飴』のマーケティング担当となった2005年。『カンロ飴』が長期低落傾向にあった頃だ。半ば諦めて誰も手を入れてこなかった看板ブランドを、このままにしてはいけないと危機感を募らせた…

【続きは5451号5面へ】