味の素AGF春季新製品発表会

 味の素AGFは1月8日、シモモトビル(都内渋谷区)5階の本社会議室において、「2020年春季新製品発表会」を開催した。

 はじめに、同社・竹内秀樹副社長(写真)が、市場動向と取組について説明。

 昨年度上期の家庭内嗜好飲料市場は、パーソナル・プレミアム・健康栄養をキーワードとした商品が牽引し、1276億円(前年同期比101・5%)で推移した。外部環境の変化は、デジタル化の推進に伴うキャッシュレス化や社会課題解決に伴うエシカル消費の普及・浸透し、食品業界では付加価値を伴った即食化提案、人手不足からのローコストオペレーションの追求も加速する。

 そこで、2020年度

製品戦略の考え方は、「パーソナル化」「プレミアム化」「健康栄養価値化」+「社会問題解決」(環境、健康寿命、労働環境)の4つのAGFスペシャリティキーワードへの対応を推進する。

 続いて、古賀大三郎リテールビジネス部長が、春季新製品ラインアップの説明を行った。

 多様化する嗜好性に対応し、健康価値訴求を強化して社会課題へ取組む。

 豆乳やアーモンドミルクに溶かしてもいい『ブレンディスティック 冷たい牛乳で飲むクリーミーカフェオレ/ココア・オレ/抹茶オレ/紅茶オレ』、おまけで付属していた紅茶が定番化『ブレンディカフェラトリースティック 芳醇ゆずシトラスティー』、テアニンが豊富な鈴鹿抹茶使用の『ブレンディ抹茶一服』。水で溶ける厳選アラビカ豆100%使用の『ブレンディパーソナルインスタントコーヒー やすらぎのカフェインレス』、通常の1.5倍設計の『ちょっと贅沢な珈琲店 グランデスタイル』、水出し・急冷のどちらでも抽出できるアラビカ豆100%使用の『ちょっと贅沢な珈琲店 レギュラーコーヒー アイスコーヒーブレンド』、石臼で微粉砕した国産ほうじ茶茶葉100%使用の牛乳に注ぐ『ブレンディポーションティー ほうじ茶オレベース』などを新発売。

また、社会課題への取組は、ASV(Ajinomoto Group Shard Value)をもとに、エシカル消費への取組として、プラスチック低減包材、簡易開封段ボール外箱の採用。健康栄養訴求への取組として、認知率の低いコーヒーポリフェノールの表記、カフェオレで栄養補給のオトナ給食キャンペーンを実施。

最後に、秋山武稔ECビジネス部長が、オフィス環境は省手間・簡便・バラエティ・パーソナル、通販環境では個配送物流費改善・EC型付加価値・コアニーズ対応に製品を紹介。

300~350㎖用の『AGF マイボトルスティック ワン 煎茶/むぎ茶/ブラックコーヒー』、省手間・環境負荷低減の『ブレンディボトルコーヒー ラベルレス900㎖ 低糖/微糖』、厳選産地豆別4種アソートの『ブレンディロースターズ&スティックアソート』などを新発売。