栗山米菓、14年目の「開運企画」

 他社に先駆けキャラクターを使った商品戦略や、様々なコラボレーションで、同社はユニークな立ち位置を確立して今日に至る。

 今年で14年目を迎える「開運企画」も、同社ならではの恒例行事となった。年末年始の開運や、受験生の合格祈願、新たな人生のスタートに「幸運を願う」古来からの伝統を踏まえた企画だ。

そもそもこの企画は、同社の本社敷地内にある「ばかうけ稲荷」に、願い事を書いた絵馬を奉納するというもので、創業者の栗山源太郎が創業当初、新発田市内の古刹東泉寺の守護神である大友稲荷(鎌倉・建長年間に大友実秀が建立)から分祀を受けた「ばかうけ稲荷」に、願い事を書いた絵馬を奉納する。

 14年目の今回は『ばかうけ開運アソート』(写真、33枚=青のりしょうゆ味10枚、ごま揚しょうゆ味7枚、コーンポタージュ味8枚、さとうしょうゆ味8枚、NPP=参考小売価格450円・税別)、『瀬戸の汐揚開運アソート』(33枚=のり塩味、えび味、ゆず塩味各11枚、同450円)に、『大ばかうけ(たこ焼風味)』(7枚、同220円)の3種を1125日から発売。

 新顔の『大ばかうけ(たこ焼風味)』は、通常の『ばかうけ』の約2倍という大判せんべい。「大ばかうけ」→「大うけ」→「すべらない」という願いをこめた。また、たこ焼きだけに「食べてオクト」→「受験にパスする」→「オクトパス」と、受験生に有難いゲン担ぎになっている。