森永製菓の「知的財産交流事業」

特許技術を活用した社会貢献活動

 森永製菓(都内港区、太田栄二郎社長)は10月8日、同社の特許技術を活用して和菓子店「菓子匠末広庵」(川崎市川崎区、三藤哲也社長)が開発した宇治抹茶チョコ大福『エンゼルのほっぺ』の発表会を開催した。

 森永製菓は「エンゼル・スマイル・プロジェクト」活動の一環として、川崎市及び川崎信用金庫が連帯する地域経済活動化の活動である知財マッチング事業に賛同し、同社が保有する特許技術を開放し活用してもらう取り組みを行っている。今回活用した特許範囲内で仕上げられたチョコレート餡と宇治抹茶クリームを包むお餅は、添加物や砂糖を加えず柔らかさが保てる末広庵の独自製法を用いた両社の技術が詰まった製品。なお、特許権のライセンス料は知財の利用企業が子どもたちの教育環境改善などに取組む団体に寄与する「エンゼル・スマイル・プロジェクト」により、販売1個につき1円を「音楽のまち・かわさき推進協議会」に寄付する。

 

写真・左から森信也森永製菓取締役、三藤哲也スエヒロ(末広庵)代表取締役、福田紀彦川崎市市長、堤和也川崎信用金庫理事長