浅草屋産業、「地味」観を返上しアクチャルに!!

 『ふんわり名人きなこ餅』や鏡餅の越後製菓の関連会社で、豆菓子メーカーの浅草屋産業(新潟県長岡市、磯野仁社長)が、9月24日に2つのシリーズで、新製品10品をリリースする。

この2シリーズは、とかく伝統ジャンルに見られがちな「和」や「高齢者向け」というタグが付いて回る豆菓子に、新しい食シーンを与えようというコンセプトで開発された製品だ。

『ホオバレ!!』(写真、30g、参考価格150円・税別)は、ピーナッツをセンターに衣を掛け、マヨネーズをベースに、わさびと洋がらし、それぞれのテイストで、強烈なインパクトを持たせた2品。

その味付けの鮮烈さは、同社が2014年10月に発売した『マヨピー』(わさびと洋がらし)の流れだ。パッケージ形態も、先行品同様にマヨネーズ容器を模しており、似てはいるが、今回の『ホオバレ!!』では、逆転発想で、細いキャップ部分を下にし、チャックを付けた。汚れた手でも、そのまま片手で、口内に流し込める〝ワンハンド〟方式にした製品。キャッチコピーは「ワイルドに」。公園や行楽先の野外で、ザクザクと頬張ってもらおうという。

「従来は家庭内での食シーンが主体の豆菓子を、若い世代に、もっと手軽に食べてもらいたいと、企画を練ってきた」と、磯野社長は語る。

この発想が開発に向かったのは、前出の『マヨピー』発売後、1年ほど経った頃で、完成までに4年をかけている。

「昨年ですか、スナックメーカーが、ワンハンド形態の製品を発売した。製品は出遅れたが、我われの方向性は間違っていないと感じた(笑)」(同)。

豆菓子は、どちらかといえば、地味&素朴のイメージ。あるいは晩酌などのおつまみで、どうしても脇役的な存在だ。そこを、近年の健康志向ブームもあり、家庭内だけでなく、アウトドアでも、食べてもらいたいと考えたのである。リュックのフックや、腰にぶら下げて持ち運べるフック穴付き。短いチャックが付いているから、一気に頬張れなくても保管性もよい。

もう一つのシリーズはフィルムフックタイプのシリーズで、8品(28g~30g、同120円・税別)で100均対応も可能な個食型の製品。内容は『イタリアントマトピー』『カレーピー』『きなこ豆』『コーンポタージュピー』『コンソメピー』『のりしおピー』『ブラックペッパーピー』に、『ゆず胡椒豆』の8種。

和から洋まで、リアルな味わい。それ以上に、特徴的なのがパッケージデザインだ。「暮らしの手帳」の表紙を、イメージさせるパステル調の色彩で、味付けの素材をイラストで表現した。

8品が並ぶと、南欧の風が流れてくるようで、これも豆菓子のイメージを一新させる試みだ。