アサヒグループ食品、アマノフーズFD食品新製品を発表

 アサヒグループ食品は8月20日、アサヒグループカルピス恵比寿ビル(都内渋谷区)10階本社会議室において、「アマノフーズフリーズドライ食品秋の新商品試食会を実施した。

 同社広報・CSRグループの中田あや担当部長の司会進行で、はじめに食品マーケティング部・真鍋太郎担当課長が、フリーズドライ動向について説明。

 アマノフーズのフリーズドライ(以下FD)みそ汁の場合、製造したみそ汁を1食分ずつ型枠に入れ、氷点下約30℃の凍結庫で8時間以上冷凍。次に、乾燥機の中を真空状態にして24時間以上かけて水分を抜き完成。お湯を注ぎ10秒でみそ汁に戻る。

 食品スーパーにおける2018年FD市場は、5年間で1.87倍(金額ベース)に拡大。中でも、FDみそ汁市場は5年間で3.74倍(同)、アマノフーズFDみそ汁は3.79倍の大幅伸長。FDスープ市場も5年間で1.45倍、アマノフーズFDスープも1.8倍に拡大。

共働き世帯や単独世帯の増加により、時短・簡便・個食化が求められ、FD市場は今後も拡大を見込む。同社はFDの持続的成長に向けたキーワードは「おいしさ+α」。

続いて、食品マーケティング部・宮本雅美課長補佐が、新商品(9月2日発売)について説明。

FDみそ汁は「〝作りたてのおいしさ〟を〝時代の変化やニーズにフィット〟する」をコンセプトとし、「おいしく健康」がテーマの8彩2香バランス10品目が入った『10品目の一杯』(こがねの椀=合わせみそ/あかねの椀=赤みそ/若葉の椀=白みそ、各160円)。

肉ブームを背景に肉の消費量が増加中。そこで肉と野菜を入れたFDスープ『Theうまみ炙り牛スープ』『Theうまみ燻製鶏スープ』(各180円)。

健康意識の高まりと機能性表示食品の市場拡大を背景に、難消化性デキストリン(5g)を配合し、「食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする」機能性表示食品の『おだやかプラスわかめスープ』(5食入り・600円)。

そのほか、ローリングストック法に基づいた、食べながら備えるFD食品セット『ローリングストックBOX』(既発売、オンラインショップ限定)を紹介。