「健康増進総合支援企業」を目指すブルボン

「新・製品開発」のコンセプト 連載7(最終回)

ブルボンは今年3月、『ミネラル塩飴』(100g・希望小売価格=税別180円)を発売し、熱中症予防の啓発にも取り組んでいる。環境省参画の「熱中症予防声かけプロジェクト」に賛同し、発汗の季節に塩分やミネラルを手軽に補給できる『ミネラル塩飴』で熱中症予防に貢献していく。(河部/石水)

『ミネラル塩飴』

「熱中症予防」のロングセラー

同社のキャンデーの歴史は、1925年のドロップ製造に遡上する。1984年にキャンデー市場に参入し、1968年に『キュービィロップ』を展開。『ミネラル塩飴』は2012年から手掛けている。同社にとって最初の塩飴は『キュービィロップ』のバリエーションの一つだった。2008年に発売した『キュービィロップのど飴』がそれだ。「当時、のど飴で塩味はあまりありませんでした。夏場でもクーラーで喉を痛める方もおられるので、需要はあると思いました」と第一製品開発部糖菓開発課・内木場雄平課長は振り返る。

2011年春に『梅しお飴』を発売し、夏季対策品として展開。翌2012年に同製品をリニューアルするとともに、『ミネラル塩飴』を投入した。2010年、2013年、2018年と猛暑になるたびに市場は右肩上がりに。塩飴には「手応えを感じた」(内木場氏)という…

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2016年、ブルボンは「熱中症予防声かけプロジェクト」に賛同した