【企業訪問】スナック系で新しい風 パントーネのかりんとう

こだわりの厳選素材で大好評

パンの全国移動販売や冷凍パンの生地を全国のパン店やレストラン、ホテル、病院などに販売、独自のビジネスモデルを構築しているパントーネシステム(静岡県掛川市、横山弘会長、横山佳正社長)は昨年、本社敷地内に新しくかりんとう工場を完成させた。こだわりの味を追求、斬新な「スナック系かりんとう」をフル稼働で本格生産し始めている。

独自の1度揚げ製法

 パントーネのかりんとうを最も特徴づけるのは「一度揚げ製法」。独自の特殊フライヤーシステムにより、一度しか揚げなくても、生地の中までしっかりと火が通り、充分に揚がる。さらに生地に含まれる水分を思い切り飛ばし乾燥させ、それを揚げるので、口に頬張ると「サクサク」という食感に仕上げている。いま市場で主流を占める「しっとり系のかりんとう」とは一線を画する。これが結果的にスナック感覚のかりんとうを生むことになった。とはいえ肝心なのは「美味しさ」だ。横山社長は話す…

【続きは5422号5面へ】

写真上・20種類のかりんとう

写真下・横山社長