イメージ戦略 キャラクターは何を変える?! ③
ライオン菓子『きえちゃう君』
ブランドイメージに結びつく大きな存在に
今年発売28周年を迎えるライオン菓子の『きえちゃうキャンディー』。1991年3月発売の初代パッケージから登場している「きえちゃう君」は、シンプルなフォルムながら愛嬌のあるキャラクターが親しまれ、この2月に発売された製品は45代目となる。その誕生ストーリーとこれからを追ってみた。
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初代パッケージと45代目パッケージを手に「きえちゃう君」と並ぶ西勝社長
リニューアル続けながらファン層を拡大
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『きえちゃうキャンディー』は、1991年に誕生。キャンディーの型としては珍しい人形型を使い、なめると外側の色が“きえちゃう”不思議なグレープ味のキャンディーとして登場した。その際、人形型をキャラクター化してパッケージに登場させたのが現在の「きえちゃう君」の始まり。個包装についた占いも、発売当初から展開している。
その後もリニューアルを続け、「きえちゃう君」の目が多少大きくなるなどますます可愛らしい顔つきに変化しながら、ファン層を拡大。『きえちゃうキャンディー』は、置けば売れるキャンディーとして徐々に認知されるようになってきた。
西勝社長は、「28年前は、きえちゃう君がここまで長続きするとは思っていなかったのではないか」と想像するが、丸と線だけで構成されたシンプルなフォルムながら「表情がある」(西社長)ところが、長く愛されている要因なのだろう…
【続きは2019春季特別号68頁へ】
写真・『きえちゃうキャンディー」は、2015年8月から、きえちゃう君型にリニューアル