2019春季特別号 特集より 二木の菓子


グローバル化への橋頭堡に日本の菓子文化を発信!

二木の菓子タイ店が待望の本格オープン

〜二木の菓子 副社長 二木英一氏にきく〜

昨年11月10日、タイの首都バンコクに流れるチャオプラヤー川の西岸に位置する大型複合施設「ICONSIAM」(アイコンサイアム)にオープンした高島屋バンコク店内に「二木の菓子タイ店」が開店した。二木の菓子として初の海外進出となる試みだ。構想から6年、その陣頭指揮にあたった取締役副社長の二木英一氏に進出の狙いと現状について聞いた。

 

←「二木の菓子」はタイの人々にも大人気。店舗はまるで日本にいるかのような感覚で、あえてそのようにしたという。オープン早々、大賑わいだ。

初の海外進出、その狙いとは?

日本の菓子文化を発信

本誌 二木の菓子タイ店は「日本の二木」から「世界の二木」へと生まれ変わる橋頭保であり、グローバル化へ向けた大きなチャレンジの発露という見方もできます。

二木 タイへの出店計画の前に、そもそもの認識としてあったのは「国内需要だけで経営を支えるのは厳しくなってくる」という危機感です。そこで考えた一つの結論は「海外進出によって活路を見出すこと」でした。その矢先に高島屋さんからの呼びかけがあり、今回の出店の話が持ち上がりました。いまから6~7年前のことです。私どもからすれば、それは「天下の高島屋」ですからね。光栄なことと思いましたよ…

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