「煮小豆」でおいしい!の輪を
井村屋は昨年、創業120年、会社設立から70周年を迎えた。和の素材「あずき」が柱である。あずきを用いて、和菓子からアイス、一般食品へと独自の製品を作り続けている。直近では「煮あずき製法」を確立し、素材の栄養分の全てを活かすことを実現。技術革新を怠らない同社が描く将来像を前山社長に聞いた。
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煮汁を活用
本紙 入社後すぐに『あずきバー』の開発に携わったそうですね。
前山 私が井村屋に入社したのが1972年。あずきを主体にした様々な製品の展開を進めていた時期です。『あずきバー』の発売は1973年。約100粒のあずきを偏ることなく、均等に入れる技術の開発に苦労しました。また北海道産のあずきを仕入れて、自社であんこを製造したところが他社との差別化となり、品質の良さから長くご支持をいただいています。そして現在までに、ようかんから食品、冷菓まで、あずきを主体とした製品を確立することができました…
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