たべっ子どうぶつ(1978年発売)
『たべっ子どうぶつ』は発売40周年を迎えた。軽い食感だが、香ばしいギンビスの「焼き」の技術が生きている。また可愛らしい動物の形と英単語で印字された動物の名前がユニークで、「英語が楽しく覚えられるお菓子」としても愛されている。前号の『アスパラガスビスケット』に続いて現場のお二人が「たべっ子」を語る。
出席 取締役・生産本部長 古橋裕次氏 工場長・生産部&技術部長 赤荻正氏
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売れ出すまで1年!
本紙 『たべっ子どうぶつ』の原型となる製品がありますね。
古橋 1969年発売の『動物四十七士』という製品です。厚焼きのビスケットで、47種類の動物をかたどってあり、やはり英語で動物の名前が入っています。『たべっ子どうぶつ』は、食感の軽いタイプのお菓子を出したいということで、『動物四十七士』を薄くして、配合調整で少し柔らかくした製品です。発売当時はピンク色の箱で売価が100円。150~200円の箱入りビスケットが主流だった時代で問屋に持って行くと「こんなものが売れるわけないじゃないか」と言われて。売れ出したのは、発売後1年ほどしてからでしたね。最初は月に1~2回の生産。それが週1、毎日、24時間と製造ピッチが上がっていきました。今では1年も待ってくれませんからね。その時代だったから育った製品だと思います…。【続きは5390号4面へ】
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