『森永ミルクチョコレート』発売100周年記念 ジャパニーズチョコレートの1世紀

第1部「インタビュー篇」(3) まったく新しいブランドの創造も

本紙 これまで節目を迎えた『ダース』『カレ・ド・ショコラ』『ベイク』の3ブランドを中心にお話しをうかがいました。では、「森永のチョコレート」は今後どこへ向かって行くのでしょうか? 

佐橋 “過去の100年”を振り返ると、お客様の生活は大きく様変わりしました。“未来の100年”においても、同様に大きな変化が起こるでしょう。その変化に対応するためには、「新しい何か」が常に必要だと考えています。『ダース』『カレ・ド・ショコラ』『ベイク』の3ブランドは、100年を超える当社の歴史の中で培ってきた流通菓子に係る知見や技術を活かして開発し、大切に育んできたブランドです。それらを改良・強化していくのはもちろん、まったく新しいブランドの創造にもチャレンジしたいと考えています。新しい“価値”と“感動”をお客様に提供する、「パイオニアスピリット」は当社の創業以来の伝統ですから。

 土屋 チョコレートは、かつては“女性と子供の食べ物”でしたが、現代では男性の方でもよくお召し上がりになりますよね。また、かつては高価でなかなか手が出せないお菓子でしたが、現代ではコンビニエンスストアやスーパーマーケットで子供も気軽に買えるようになっています。「チョコレートを食べる」という文化が大衆化することで、より洗練された“大人向けチョコレート”も登場しました…。 【続きは5380号4面へ】

写真・話をうかがった 佐橋元利氏(マーケティング本部菓子食品マーケティング部チョコレートカテゴリーマネジャー)と土屋 瞳氏(同チョコレートカテゴリー担当)