『玄米果実』『カカオ×玄米』の狙い
本紙 『おいしくオフ習慣』シリーズなど、健康志向型商品だからと言って売れるとは限らない、と。
佐藤 「お菓子に“健康”は求めていない」というお客様は決して少なくない。「美味しいお菓子を作ってほしい」と。だから、「美味しい」を最優先し、その上で「健康」または「健康感」をプラスすることにより、健康を気にかけていらっしゃるお客様に米菓を見直していただく。それが当社のシナリオだ。『おいしくオフ習慣』シリーズは、当社にとってまだ“トライアル”。現在は「減塩」「糖質オフ」という二つの切り口で展開している。それに先行して「減塩30%」を実現した『減塩 亀田の柿の種』は成功しつつある。通常品と比べてやや高価だが、通常品とのカニバリが極めて少なく、新しいお客様を獲得できている。これまで塩分を気にしていたお客様が戻ってきたり、「減塩おつまみ」としてトライしてくださったり…。 【続きは5371号4面へ】